ぴったり合っていて全く問題は無いのですが、自費で直すインプラントなどにすれば機能的にもっと良くなるのでしょうか?

「保険」の治し方と「自費」の治し方が別々にあるわけではありません。
歯科医療という大きな枠の中で、保険で支払われる部分と、 それ以外(自費)があると言うことです。
保険(日本では健康保険がそのほとんどですが)で支払われる物は、 事細かく規定されています。
これはご承知のように、支払いのための財源に限りがあるからです。
いきおい処置の優先順序によって支払額に濃度差があり、どうしても 「必要最小限度」という意味合いが濃くなっています。
自費だからすべて「必要充分」と言うわけにはいきませんが、
「最小限度」ではない治し方と言えます。
回答者の口の中にも、保険と自費が混在していますが、 いずれもきわめて長期に機能しています。
どうやらこれは、保険と自費という区別による物ではなさそうです。

前便の回答は保険と自費との関係について書かれていますが具体的な話をしたいと思います。
まずご質問された方の口の中を想像するのですが1本抜歯をされて銀歯を入れたということなのでこれは差し歯ではなくて我々がブリッジと名前をつけている人工の歯で治したものと推測します。
1本なくなった場合に普通最低前後の歯を1本づつ削らせてもらって計3本でなおす方法です。
丁度川の流れ(歯がないところ)に橋をかけて人や車を通す(食べ物を通す)方法なので ブリッジ(橋)といいます。
最近のインプラントの利点の一つに 前後の歯を削らないでも 人工の歯が入るということが あります。
ご質問者の口の中はもう 前後の歯を削ってブリッジが 入っていると 思われるので
インプラントに する 利点はすでに大半がなくなっています。
銀歯の色が気になるようでしたら 同じブリッジという形態で 白い歯に することも出来ますが 自費扱いになります。
銀歯とのことですが 銀だけだと 口の中で 錆びやすく 強度もないので
金が12% パラジウム(白金の仲間です)が 20% 入った金属を使用して 保険でも作っている ので
後の手入れさえよければ 一生使えると 思います。
今 ぴったりあっているものを わざわざはずして 作り変えることはないと 思います。

結論から言いますと、 ぴったり合っているのであれば、今からインプラントにやりかえる必要はないと思います。
ただ、自分の歯を治してもらうときは、奥歯のかぶせ物の金属の材料は、
金合金を使っています。保険はききません。
色はうれしくはないですが。。。
機能的に大幅にいいというわけではありませんが、少しやわらかいのと、
精密な加工ができるので、かぶせ物のフチからの虫歯が、少ないようです。
もちろん、ハミガキと定期健診は必要ですね。
ちなみに、インプラントの利点は、
1.自分で取り外しをしないでいい
2.隣の歯を削らなくて済む(健康な歯であればとくに大事)
3.ほとんど自分の歯と同じようにかめる
ところでしょうか。
欠点としては、
1. 費用が高額
2.手術が必要
3.治療にある程度時間がかかることが多い。
といったところですね。
まあ、自分の歯が一番ですよ!