八年前に下の奥歯をブリッジしたのですが、手前の銀歯の根っこに詰めた物にヒビが入っていました。
現在歯茎が腫れています。担当医は、抜歯して、入れ歯、インプラント、新たに次の歯を銀でかぶせてブリッジする。の 3っつの方法です。とりあえず、定期的に検診して行きましょう。と言いました。
抜くしかないのでしょうか?
ひろりんさんこんにちは。
歯は固いものなので神経を取っても変わらない物だとイメージしてしまいますが、
実際は神経の管から血流を介してかたい歯の中に水分とか栄養分を供給しています。
神経を取ってしまうとその供給がなくなり、もろくなってしまうのです。
また、ブリッジにするとなくなった歯の分の力が余計にかかってしまいますし、
歯ぐきが痩せて根っこが見えてきたり、そこから知らず知らずのうちに虫歯が進行すると
余計に根っこにヒビが入ったりが割れやすくなります。
ヒビが入った根っこは荷をかけると割れて開いてきます。
痛みや腫れを伴うので、たいていは抜歯しなければいけません。
ヒビの入った部分が歯ぐきと歯の境目あたりで小さければ小さな破片を取ってやり直すことはできますが、
前述の通り、小さくなった根っこはヒビが入ったり割れるリスクが高くなります。
そういうことを考えて、先生は入れ歯、インプラント、ブリッジ、3つのの治療を提示されたのでしょう。
ブリッジがいちばん元に近い治療ですが、支える歯の負担がさらに増えるのでリスクが高くなります。
入れ歯は残っている歯に対してブリッジより負担は小さくなりますが、違和感があり掃除が面倒になります。
インプラントは高額で、入れた後はちゃんとメンテナンスすれば長持ちしますが、
メンテナンスを怠るとインプラントとかみ合わせる歯に負担がかかることで、
かみ合わせの歯がダメになることがあります。
たかが一本の歯と思われがちですが、一本の歯を失うことで残った歯には
相当な負担がのしかかるのです。
治療して歯並びを元に戻すことも大事ですが、残った歯を長持ちさせるためにはどうしたらいいのか、
しっかりと主治医の先生とお話しされてはいかがでしょうか。